「3年目の現実」を目の当たりにすることになります。
まず、こちらは田老町の防潮堤です。
こんな動画見てもなんだかわからないですよね。
時間がなくて、私自身も堤防の上にちょっと上っただけなんですが、
とりあえず、海が見えないことに驚きました。
この堤防は全体がX状になっていて(なっていた)、
私が立っていたのは海から離れた部分だったようです。
いわば「城壁」といったところでしょうか。
↓ 下の写真で、堤防が二股になっているの分かります? 左が海側です。

↓ 右が内陸側。震災前はビッシリ家が立ち並んでいました。

↓ 先ほどとは反対側の二股。正面奥は「たろう観光ホテル」です。

↓ こちらがそのホテル。4階まで津波が来たそうです。

震災を象徴するものが次々と姿を消す中、
こちらのホテルは震災遺構としての保存が決定したようです。
以前ニュースで見たんですが、
防災学習として訪れた学生さんたちに、
このホテルの6階から撮影された津波の映像を
実際に6階の部屋に上がって見てもらっていました。
ただ壊れたホテルを下から眺めるだけよりも、
当時の状況がよりリアルに伝わったんじゃないでしょうか。
堤防についても、頼めばガイドさんが説明してくれるので、
私もまた訪れた際には、じっくりお話を伺いたいです。
ちなみに、このホテルをネットで検索したら、
楽天トラベルに震災前のままで掲載されていました。
よければ参考までにご覧になってみて下さい。
続けて「奇跡の一本松」について書こうと思いましたが、
長くなるので、とりあえず次回にしときます。