被災地に何か送りたい、ボランティアに行きたい、
そう考えて下さる方もいるかと思いますので、
今回はそれにちなんだお話です。
まず、被災者に物資を送る場合について。
個人宛てにしろ、避難所等の団体宛てにしろ、
まずは先方が今必要な物と数量を調べて下さい。
もしくは、ほんの少し先を見据えた物資を送るといいかもしれません。
(例えば、毛布やカイロではなく、タオルケットや薄手の着替えなど)
そして避難所の場合は、細々とした物を少しずつではなく、できれば同じ物をまとまった数で送って頂く方が分配しやすいです。
具体的に何が喜ばれるかは個人や状況によりますが、例えば水道が使えない所なら、普通のウェットティッシュではなく拭くだけメイク落としや汗ふきシート等、行政が用意してくれなさそうな品を選ぶのも手ですね。
私自身、被災直後に一番必要だったのはズボンと靴。でも送られてきた服は上着ばかり。
津波で冠水した箇所を歩くことがあったので、ズボンは皆さん欲しがってました。
それから、最も注意すべきは食べ物!
消費期限の短いものはタブーです。
個人的にお見舞いする場合も必ず相手に聞いた方がいいです。
ちなみに私の避難所では、企業から売れ残りであろう商品がどっさり届きます。
それが甘い菓子類や菓子パンばかりで、保存も廃棄もできずに困惑してるのが現状です。
そのうえ、支援物資でも同じような物が届くと、もはや苦痛でしかありません。
最近ようやく、少し野菜類も頂けるようになりましたが、食事の大半がお菓子なので、これにはさすがの子供たちでさえうんざり顔。
贅沢な悩みかもしれませんが、捨てられない物だからこそつらいのです。
あくまで個人的な意見や感想ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。
次回はボランティアについて。
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