前回の物資編に続き、今回は行動編。
事前にやっておいた方がいいことをランキング形式で挙げてみます。
【第1位】
「家族との待ち合わせ場所を決めておく」
これを私はやっていなくて反省しました。
各自それぞれ職場や学校や自宅などで被災し、
お互いに連絡が取れないとなれば、どこへ探しに行けばよいか。
とりあえず自宅を目指したとしても、
大災害ともなればどこかに避難せざるを得ない状況のはず。
行き違いになったり、動き回って二次災害に遭うケースもあります。
今回の震災で亡くなった方の中には、
家族を心配して自宅に戻ったものの、家族は既に避難所に逃げていて
無事だったという皮肉なケースも多いんです。
なので、事前に避難先や落ち合う場所を決めておくといいと思います。
それとついでに、
誰か伝言を託す人を選んでおくのもよいかもしれません。
私の場合、自宅は浸水していて近づけないため、やむを得ず避難所へ。
が、避難所自体も被災してるので全員別の場所へ強制移動。
妹は私を探してあちこちの避難所を探して回り、
結局、家族全員が顔を合わせたのは4日後のことです。
でもこれはまだ早い方なんですよ。
【第2位】
「懐中電灯は枕元に置いておく」
しつこいようですが、これは意外と盲点なので念押しです。
【第3位】
「最後は自分で判断する」
今回の震災、防災無線が全く機能しなかった地域が多々あります。
避難指示がなかった(=聞こえなかった)とはいえ、
とにかく最後は自分で判断して行動するしかありません。
もし周囲の人が誰も逃げなかったとしても、
自分が危険だと感じたのなら迷わず逃げて下さい。
防災無線を過信していたり、近所の人と話したりしていて
津波の犠牲になった方も多いようです。
本当に残念で痛ましいことです。
【圏外】
「災害伝言ダイヤルの確認」
これ、とっても重要なのになぜ圏外かって?
もちろん大事です。 事前に家族全員で練習しておくべきです。
ただ、今回の場合。
・ (両親側) 自宅の固定電話&携帯が津波により使用不可能に (-_-;)
・ (私側) 公衆電話で利用しようとするも電話機故障?反応なし (-_-;)
もし両親に利用方法を教えていたとしても、
たぶんいざとなったら忘れて使わない可能性大なので、
(私も忘れる可能性200%)
あんまり役に立ってくれそうもないかな、と。
まぁ、これはあくまで私の家の場合ですから (^^ゞ

お正月、震災後初めて蒲生干潟(仙台港の南側)に行きました。
写真上は、日和山という干潟を見渡せる山で、
私が唯一、冬山登頂に成功した記念すべき場所でもあります。
現在はおそらく日本一(世界一?)低い山かもしれません。
新しく看板が建ててあり、裏には寄せ書きが書いてありました。
写真下は、干潟すぐ近くの住宅街です。
密集していた家々は、ほぼ全て基礎のみの状態になってました。
正面奥に見えるのは小学校で、
ズタズタの校舎には大きな文字でこう書かれています。
「野鳥と自然を友だちに」
同じ場所で学校が再開できるのかはわからないけど、
鳥も子どもたちも安心して戻ってこられる蒲生になりますように。
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